Q.フッ素樹脂用押出機シリンダーを、
 超耐食・耐摩耗材で作れるのか?

A.プラストハードのような、
 超耐食・耐摩耗材で作れます。

フッ素樹脂製造時の腐食の悩みを解決出来る可能性があります。

フッ素樹脂を押出機で製造しているご担当者様、
こんなことをお悩みではないでしょうか?

●ALLOY C276だとすぐに摩耗するから、もっと耐摩耗材があれば…
●プラストハードのような優れた材質がシリンダーでもあれば…
●二軸押出機バレルにも超耐食・耐摩耗材が使えたらな…

これらはフッ素樹脂を製造している多くの担当者の方々が
抱えている悩みだと思います。
スクリューの場合は、プラストハードがありますので、
要望を満たしてくれるかもしれません。
しかし、シリンダー(バレル)になると大口径が必要になってくるため、
なかなか調達が難しいのが現状です。

この悩みを解決するのが、弊社がご提供する「CH501」になります。




「CH501」とは?

超耐食性を保有
ALLOY C276と同程度の耐食性を有します。これによりフッ素樹脂でも問題なく生産出来ます。
耐摩耗あり(HRC43~47)
ALLOY C276はHRC25程度までと言われているため比べるまでもありません。
強度にも優れる
ALLOY C276の曲げ強さが約100kgf/mm2 Mpaに対し、約160kgf/mm2 Mpaあります。
複雑形状も対応可能
シリンダー内面だけでなく、ベント部にもライニングも可能です。
複雑形状も対応可能
シリンダー内面だけでなく、ベント部にもライニングも可能です。
圧倒的耐食性を有するALLOY C276に、
耐摩耗性能を付加した材質、それが「CH501」です。



「CH501」の実績はどの程度あるのか。

今まで大きく販路を広げていなかったためご存じない方が多いかと思いますが、
実績としては、φ12~φ65の単軸・二軸シリンダー(バレル)を23年間で70台以上、
継続的に購入して頂いています。
少ないと思われるかもしれませんが、耐摩耗があるからこそ、
更新の時期を遅らせることが出来ていると考えています。
※当然ながら、現在も引き続き購入して頂いております。

フッ素樹脂を製造されている企業様から、
超耐食だけでなく耐摩耗も有する材質はないか?
という質問が多くなってきたこともあり、今回ホームページ作成に至りました。

本当に良いものをもっと多くの企業様に知って頂き、ご利用頂くことで、
シリンダーの長期利用に貢献できるのではないか、それが社会貢献に
なるのではないか、そう考えています。



三陽のHIPシリンダー(バレル)について

今回ご紹介しているCH501はオリジナル素材(※)であり、
その製法はHIP技術を使った粉末焼結材となります(HIPシリンダー)。
HIP技術とは、簡単に言うと高温高圧下で粉体を固める製法となり、
通常では難しい異素材同士を組み合わせることが実現でき、
肉盛などで出来なかった問題を解決していくことが可能となります。

CH501の他にも、耐摩耗に特化した超耐摩耗材「CH601」、
耐食・耐摩耗両方をバランスよく組み合わせた「CH702」など、
さまざまなラインナップをHIP技術を使って展開しています。

これらは1980年代より30年以上にわたって押出機用シリンダーとして
販売されてきた実績がございます。

また上記には記載していませんが、さらなる高グレード素材の原案もあり、
まさに現在開発を続けている最中です。


弊社にしか作れない、超耐食・耐摩耗材「CH501」をどうぞご検討ください。

※三陽が展開するHIPシリンダーは、株式会社クボタの技術者によって
 開発された技術と素材であり、弊社がその意思を引き継いで製造しています。


高いクオリティーを保つための技術とノウハウ

加工精度
押出機のシリンダーは精度が求められますが、最新の設備と長年培ってきたノウハウ、内製率の高さ(90%以上)により、メーカー級の精度を出し、高品質なシリンダー・バレルをご提供します。
門外不出の材質
CH501を始め、HIP材は様々なものがあり、どれもオリジナルとなるため世界中で三陽しか取り扱っていません。
社歴64年になるノウハウ
60年以上になる社歴は伊達ではありません。また押出機部品専門に加工してきたことも加わり、他社とは一線を画すノウハウがあります。

社歴64年になるノウハウ
60年以上になる社歴は伊達ではありません。また押出機部品専門に加工してきたことも加わり、他社とは一線を画すノウハウがあります。

三陽は、押出機部品専門の金属加工業です。

 三陽は、長年の経験と実績によって積み重ねられたノウハウを従業員それぞれが理解し、内製化率を上げることで責任感を持ち、さらに最新の技術と設備を使用することで、最高品質のモノづくりを実現しています。
 出荷前には工程管理者が自らの目と手で一つ一つ検品し、絶対の自信を持ってお客様に送り出しています。
 また営業・事務によるお客様へのフォローも、製造業らしからぬサービス体制を築き、疑問点や悩みを一緒になって解決してまいります。

三陽のこだわりと心掛け

  • どこにも負けない高精度の製品を提供するため、内製化にこだわっています。
  • ユーザー様の立場になって考え、最適な材質等を提案いたします。
  • 押出機部品を30年以上製造してきたノウハウを活かし、
    困った時の駆け込み寺的な存在になれるよう最善を尽くします。
  • 常に情熱を絶やさず、真摯な姿勢と広い視野でお客様に接します。
  • 常に情熱を絶やさず、真摯な姿勢と広い視野でお客様に接します。

よくあるご質問

  • Q
    小ロットからの依頼は可能でしょうか?
    A
    もちろんです。1点からでも承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
  • Q
    図面はなくとも製作可能でしょうか?
    A
    現品さえあれば、そこからスケッチして復元可能です。多少摩耗していても問題ございません。
  • Q
    シリンダー端面も腐食する場合、対応は可能でしょうか?
    A
    弊社では端面耐食仕様として、ALLOY C276を端面に貼り付けることも可能です。
    希望であれば、母材をALLOY C276というスペシャル仕様でも再作可能です。
  • Q
    とりあえず見積もり依頼だけでも可能でしょうか?
    A
    もちろんです。まずは現状の確認も含め、直接お話しさせて頂ければと思います。お気軽にお問い合わせ下さい。
  • Q
    図面はなくとも製作可能でしょうか?
    A
    現品さえあれば、そこからスケッチして復元可能です。多少摩耗していても問題ございません。

会社概要

会社名 株式会社三陽
住所 大阪府八尾市北亀井町3-2-38
電話番号 072-990-2540
HP運営責任者 三井康秀
資本金 1,000万円
創業 1957年4月
創業 1957年4月